![]()
ところが近年オリジナル未現像フィルムをニューヨークのコダック本社で現像したという記録が出現したのです。となると、オリジナルの「ザブルータフィルム」が二本存在することになってしまいます。(最終章参照)当然のことながら色々なところにちらばった「ザプルータフィルム」はコピーにコピーを重ねられたことは疑いありません。これらコピーの繰り返しはオリジナルのコピーがどれであったかを曖昧にさせ、当時のコピー技術の稚屈さとあいまって数々の「ザブルータフィルム」を出現させてしまったのです。現在、一般に入手できる「ザブルータフィルム」は4種類あります。 @MPI社版 AGroden版 BMacmillan版 CLifton版の4種類です。 |
![]() |
![]() |
MPI社版 | Macmillan版 |
![]() |
![]() |
Groden版 | Lifton版 |
微妙な構図の違いや伸縮の相違は一目瞭然です。もちろん前述の通りコピー技術の稚屈さがなせる事と言ってしまえばそれまでですが。それでは「ザプルータが写したものかどうか?」について検証してみたいと思います。「ザブルータフィルム」の流れのなかでお気付きかと思いますが、ザプルータ氏自身は自分が撮影したオリジナルを自分で現像していません。極論すればザプルータは間![]() ![]() 検証ザプルータフィルム 冒頭でも述べましたように私はなまじ心理学のイロハを勉強したが故に極めて懐疑的な人間になってしまいました、今まで各種の参考文献や資料を目にするたび「まずは疑ってかかる」事が習性となってしまったのです。現実に過去の映像から読み出された資料や証拠がすべて正しいとすれば、事件の瞬間のグラッシーノール上は交通整理が必要なくらい人の山になってしまいます。(笑) そんな私は、今回の土田先生の講演後、先生の指摘された数多くの疑問点を、数少ない資料や未熟な技術で検証してみたのです。(私の習性です)中には、私個人的には、ご指摘の様には見えない事や私の環境や技術では確認不能な事例も有ったことも事実です。しかし「間違いない事」も存在したのです。指摘された事がすべて事実である必要はありません。もし「ザプルータフィルム」が何らかの裁判にお ![]() ![]() ![]() ご承知のように事件の瞬間を撮影した8mmフィルムはザプルータフィルムのほかにマッチモア、ニックス、フューズの三本があることはよく知られています。この中の「ニックスフィルム」はダラス市の公務員オービル・ニックス氏がメイン通りの南側、広場入り口のパビリオンから撮影したものです。ちょうどザプルータフィルムの反対側の東側面から撮影された事になります。当然ながらこのニックスフィルムにもフ ![]() ![]() ![]() ![]() 修正ミス? 私は今までに述べてきた疑問点に一つ一つ反論を加えてきたつもりです。実は、とりもなおさず私自身の声なのです。そんな私に間違え様のない画像への修正の痕跡(もしくは修正ミスの跡)が確認されています。 |
![]() |
![]() |
上の写真、左は MPI社版 のザプルータフィルム212コマ目 右の写真は213コマ目の写真です。一応、念のため解説しますと、「走る少女」として有名なローズマリーさんの位置をご覧ください。 212 では彼女は伴走警察官ビリー・マーティンの右側に写っています。ところが 213 ではマーティン警察官とロバート・ハージス警察官(左側の白バイ)の間に写っているのです、それに道路標識の支柱を目安として奥に写るモニュメントの構造物の位置が明らかに違います。212コマ以前、以降のフレームでは位置関係の異常は見受けられませんので 212 は修正ミスということになるのでしょうか?ちょうど画面の上部に走る黒線の場所で画像が右方向にずれていることになります。 更なる疑惑へ これらの事例から導き出される事は「ザプルータフィルム自体までもが変造された可能性が在るのでは?」という事です。このことは、今まで絶対的証拠として引用され、分析から得られた「新事実」と呼ばれるものすべての論拠が、極めて薄弱なものになってしまう事を意味します。ただ問題は、いったい何時の時点で何故このような処理がほどこされたかという点です。前述のようにオリジナルからコピーされたフィルムは事件の翌日にはザプルータ氏の手元にありましたので、この間にこれほどの処理がなされたとは考えにくいのですが、数多く出回ったコピーにコピーを重ねたザプルータフィルムの「元」になったものが、いったいどの「オリジナルコピー?」なのかが問題となるでしょう。もちろん今となっては確認のしようは在りません、ただ言えることは「ひょっとして」本当の意味での「オリジナル」であるはずのソレルズからケリーに流れて「行方不明」となったと公式にはなっているものが「本当のオリジナル」であるとするならば、是非比較検討してみたいものです。少なくとも、現職合衆国大統領の暗殺事件の現 ![]() 今まで述べてきたことは、すでに日本においても周知のことも含まれてはいますが、初めて公表されたことも在ります。間違いなく「本邦初公開の衝撃的新事実!」です、”たけしさん”に教えてあげようかしらん?最後に解る方だけに向けたジョークを 「週刊新潮は明日発売で〜す」 (大爆笑) |
SOURCES "Tha Great Zapruder Film Hoax" James Fetzer © 2003 "Pictures of The Pain" Richard Trask © 1994 |