11月11日、いよいよケネディクラブの国内オフ会が実現しました。丁度1年前ダラスにおけるオフ会が開かれて、感動のダラス・ワシントン・ボストン旅行を楽しんでから何度か話が出ては消えた経緯があります。「どうせやるなら、大々的に参加者を募ってワイワイやれるような会を」と希望していたことが、反面実現できなかった大きな理由でもあったのです(その気持ちは現在でも変わりませんが)。取りあえず実績の積み重ねが大事、とのロックフォードさんのアドバイスもあり、極めて少人数ではありますが実施しました。「えー、そんな企画あったの?」との声も聞こえてきそうですが今回はメンバーの一部の方にしかお知らせしてありませんでした。どうもすみません。次回は、必ず皆さんにお知らせしていたします。「会場は、長野で一泊温泉オフ会ってのはいかが?」とのお話。泊りがけなら、いやと言うほど話が出来ると思い。大賛成!それに長野でしたら山梨・中央道経由で行けばせいぜい三時間くらい、「静岡から長野って意外に近いんですよ!」と答えておきました。日程も決まり、会場はナッキーさんのご紹介で「菅平のゾンタックと言うペンション」とのご連絡。小生、冬のスポーツはまったく駄目(冬に限った事では有りませんが)。菅平の地名は聞いた事がありましたが、位置関係がまったく解らず、女房に「菅平って、スキー場の所だろ?」女房は若い頃は、冬になると元気になる女「私も行きたい!」と第一声、続いて、「電車で行くんでしょう?」「いや。車」・・・・静岡の人間にとっての長野のイメージと言うと、中央道沿線から諏訪湖・白樺湖位までなのです。地図を開いて「ありゃま」石を投げれば群馬県、チョット走れば新潟県・・・諏訪湖から山越えで70キロから80キロ・・・女房いわく「六時間くらいかかるんじゃないの?」!!「まっ、いいか。ドライブはそれほど苦にならないし」

五時間半の単独行

いよいよ当日。ロックフォードさんの「現地3時集合」の案内に、逆算して朝9時の出発。CNNのニュースは大統領選挙の混迷を伝えている、気にはなるけど、今夜のトークの話題には事かかないと出発。御殿場・河口湖・御坂峠を越えて中央道、予定通りの約2時間、ソンタックのHPの道案内の通り諏訪湖インターで「上田に行くにはどの道ですか?」「白樺湖を越えて行くのが一番分かり易いでしょ」の言葉に大門越え。「私の長野」に別れを告げて走る事5時間チョット。やっとの思いで菅平ゾンタックに到着しました。女房は会議の為同行できず、5時間半の単独行はラジオを友とした、寂しいドライブ。でも山々の紅葉は真っ盛り、美しさに感動しながらのドライブもまた一興。すでにナッキーさんは到着、やはり名古屋から来ると5時間くらいかかったとの事、やはり遠距離のほうが早く着くものです。雑談中に携帯電話が”リンリン”東京組のロックフォードさんから電話「今、東部サービスエリアにいます!」時計を見ると3時少し前「3時集合はどうなってるの?」とチョッピリいやみ・・・3時半には全員集合、まずは「温泉オフ会」の実践で一風呂浴びることになりました。「菅平のペンション」とのお話でしたので、私なりのペンション像を描いてきたのですが、立派な大浴場。寝間着もあるし洗面具も全部そろっている、普通のホテルとまったく変わらず。快適な施設でした、ただ一点、「スリッパ」が無かったのが、今日に至っても「謎」の一つで残っています。オーナーさん、もしこのページをご覧になったら「謎解き」をお願いします。温泉に浸って極楽を体験したら、即、アルコール。正直言ってこの時間から延々夜中の2時まで、ケネディ談義に終始するとは思ってもいませんでした。猫太郎さんは、バッグの中をなにやら「ゴソゴソ」。出るは出るはウイスキーのボトルの山、ざっと数えても30本位あるんじゃないかしらん?(最後に残ったのは数本でした)。種明かし、ボトルは全部ミニチュアボトルでした!

10時間のマラソン談義?

ロックフォードさん(右)のお土産はケネディバッチやしおり、バースプレイスの絵葉書等々、ウエッブ上でボストン在住の方と仲良しになって、わざわざこの会の為にバースプレイスで買ってきてもらって送ってもらったのだそうです。全員「ケネディバッチ」を胸につけて通しました。まずは、現在進行形の「大統領選挙の混迷に関する考察」から。というと、どっかの学会のテーマみたい?たいした事は話してはいないんだけど、側を通った人は「ビックリ」したでしょうね・・・そもそも「ケネディを好きになった発端は?」「まあまあ、一杯」「ディリー広場にもう一度行きたいんだ!」「そうそう、まずは一杯」要するに、飲んでばっかりいたのです。前座の話が済んだ頃そろそろ夕食。食事処に行ってビックリ、建物の外観からして夕食は「おフランス料理」か「イタ飯風」と思っていたのですが、囲炉裏をかこんでの「炉端焼き」純日本風のお料理でした。鮎や野菜、お肉の串焼きです。日本酒党の小生にとっては好都合・・・「とりあえず、ビールを5.6本とお銚子を5.6本」「アノー、お酒はそこに有るんですけど?」確かに囲炉裏の側に竹筒に入ったお酒が、お澗待ちしている。「知ってますよ、いいから持ってきて」呆れ顔で注文を受けていきました。勿論、前座で頼んだウイスキーボトルが一本鎮座しています。しばらくすると、お店の方がやってきて「どなたか、ピザを焼いて頂きたいのですが?」「ナヌ?ピザ?」。ここの名物でオーナーの手作りのピザ焼きの釜があるそうで、お客が自分の好きなトッピングでピザを焼けるんだそうです。ナッキーさん(左)が立候補。エプロン片手に、にわかピザ職人!それにしても、炉端焼きにピザ?「オー、ミスマッチ!」前回の「ダラスオフ会」では本に大変縁のあったオフ会になったのですが、今回も又「本」に縁のあるオフ会になりました。猫太郎さん(右)がやにはに取り出した単行本。「ケネディ暗殺」と題した本でした。最近はほとんど本屋に行かない事がまたしても悔やまれました。小生にとっては「ガルブレイスの手紙」が最新刊でしたので。早速取り寄せようと発行所をメモし始めると、猫太郎さん「差し上げます」だって。ダラスの時もロックフォードさんからの寄贈本があり、今回は猫太郎さんからの寄贈本。ウムウム、これでは年に2回くらいオフ会をやれば相当な数の本が手にはいるワイと、よからぬ皮算用?話に夢中になっていたら炉端焼きの料理が「鮎の炭仕上げ」や「野菜のカリカリ焼き」になっちゃった。やっぱ女房を連れてくれば良かった!この時だけ心底思いました。

「JFK ディレクターズカット版」

部屋にもどってから今度はロックフォードさんが、部屋のテレビの後ろをごそごそ。持参したテープの映写会の開催です。上映作品は「JFK」。そりゃ何度も見たよの声に「ディレクターズカット版」との事、劇場公開にあたってオリバー・ストーン監督がハサミを入れたシーンを復刻したものです。アマゾンコムでも手に入るものですが少々お高いので買っていなかった物ですが、日本語字幕入りで発売された事は知りませんでした。でも、知っていても猫に小判。我が家では再生できない「DVD」と言うやつです。全編はいいからの声に、カットされた部分だけの上映会。お次はダラスオフ会のテープ、ダラスオフ会終了後、ロックフォードさんやナッキーさんから撮影したビデオを送っていただいてあったのですが、今回のは未編集のノーカット版。見ながら「もう一日ダラスに居たかった」の声しきり、実は旅行予定を作った時にはダラス滞在がもう一日あった事など、旅の裏話。「すみませんでした」すでに時計は午前1時を回ってる。注文したボトルはすでに空っぽ、皆、猫太郎さんが持ってきたミニチュアボトルを漁っている。まあ良く飲む事、うわばみみたいな人間の集まりでした。さすがに二時ごろになるとアルコールも回ってきて自然にお開き、小生も後半の会話はほとんど覚えていない状態でした。

今度はもっと大勢で

人生、楽しい一時というものは足早に過ぎ去っていくもの。楽しみにしていた時間が長ければ長いほど、この感慨は大きな物になります。参加者の思いはみな同じのようで「次回はどんな形にしようか?」の声しきり、この余勢をかって近いうちの再会を約束する参加者たちでした。眺める山々の頂は雪景色。まもなくこのあたりも純白の世界になりスキーヤー達の歓声に包まれる事でしょう。帰路は、オーナーさんに道を聞きました。「一番近いのは、佐久インターに出て、八ヶ岳の麓をぬけて韮崎に出るのがいいでしょう」との事。確かに4時間半で到着しました。約1時間の節約、それなら交通案内もそのように書いておいてくれればいいのに?
兎に角、第一回の国内オフ会は全員楽しく無事に終了しました。でも、この文章を読んだ方は「?」でしょう。「オフ会じゃなくて単なる飲み会じゃん?」一面では当たっていますが、酒の肴の会話はすべて「ケネディ談義」その意味では大成功、それになんと言ってもついこの前までは、まったくの見ず知らずの人たちが「ケネディ」と言うキーワードによって10時間近くも話かつ飲める。これがある意味ではオフ会の醍醐味ではないでしょうか。次回は泊まりがけと言う訳にはならないでしょうが、東京あたりでのオフ会を考えています。皆さんのご参加を心よりお待ちいたしております。最後に「ソンタク」の皆さんお世話になり、どうも有り難うございました。



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