桜花散る春四月・・・・と言いたい所ですが今年は何か天候異変。桜などはとっくの昔に影も形も無いとんでもない年になってしまいました。しかしJFKクラブの春は再びやってきました。1999年の11月、2000年の11月と連続して開催された国内・外のオフ会もついに2001年は開かれずに過ぎてしまいました(でも2001年は小生の周辺も色々なイベントが目白押しでとてもその雰囲気では無かった事も事実ですが)・・・とにもかくにも計画はスタートしました。せっかくやるのなら出来るだけ大人数で楽しくやりたい!の思いは変わらなかったけれど、本当に集まるのか知らん?友人同士の集まりでも、皆、来てくれるか不安なのに、この種の会合は全く見ず知らずの方々の集まり、ほんの数人の集まりでは寂しい限り「ままよ、声だけは掛けてみよう」とオフ会開催の可能性の下調べと、ページにアップしてみました、結構の反応、アンケート形式のCGIを立ち上げたのですが、思いがけずに20名以上の回答を得ました。ところが、この手のページの特色なのでしょうか、一般のオフ会と違って「勉強会を」との声が多数を占めてしまいました。前回の国内オフ会はそれこそ「お酒一色」のオフ会だったのに・・・・・兎に角、対策をと考えました。自分がしゃべるのは、ちっとも苦にはならないけれど、いまいちネームバリューに欠ける!(いまさん位かな?)そこで、考え付いたのが「阿南先生」!でも、ネット上でのお付き合いだけで、いまだお会いしたことも無い方。ダメ元でメールをしてみました。そしたら、なな、何と!OKのお返事!こんなに嬉しかったことは近年ありませんでした!「はたして人数は集まるのかしらん?」の不安は払拭された瞬間でした。早速「阿南先生、参加決定!」のニュースと共に募集を開始したのです。会場探しも「猫太郎」さんの大活躍!(チョットここでは書けない特別な事情があったのですが、この場をお借りして再度、感謝・感謝の気持ちでいっぱいです)で区民センターを確保しました。後はどれだけの人数が集まってくれるかに懸かってきました。目標は10名以上!
目標達成
いよいよオフ会当日がやって参りました!参加者も13名プラス2名。2名の方は、仕事の予定がはっきりせず、当日会場に押しかけるかも?という方でした。当面の目標は達成!わざわざ、名古屋からお越しいただく阿南先生にも何とか格好がつきました。参加者の方も、はるばる愛知・栃木と結構遠距離の方も来ていただきました。事前準備もあるので早めに会場へ、区民センターと言うからには、地方で言う所の「公民館」のイメージ。会場に到着してビックリ仰天!わが町三島に持ってきたら多分一番デラックスな建物になるかと思えるほどの立派な建物!ウーーーム日本の行政は大都市・地方の格差がこれほどまでに出来てしまっているのか知らん!と、憤慨することしきり。まさに田舎ペの「お登りさん」そのもので、館内を行ったり来たり、なかなか事務所が見つかんない。やっとの思いで受付手続きを終わりました。まだ、1時前のため参加者の方は誰もお見えになっていない。ビデオのセットやら名札の整理をしていたら、オフ会常連の3名がにこにこ顔でやって来ました。ロックフォード・猫太郎・ナッキーの3名です。ダラス・菅平そして東京とオフ会皆勤賞!菅平以来の1年半ぶりの再会です。洞口さん、鈴木さん、笹木さんと初参加の方々も続々来場。なかでも濱田さんご夫妻は99年のダラス・オフ会以来!当時は濱田御夫妻はアメリカ在住、現地参加でしたが昨年帰国、現在は埼玉のほうにお住まいでしたので今回参加して頂けました。しばらくして阿南先生も到着、唯一人面識のあるナッキーさんから「非常に背の高い、大柄な方」と聞いていたのですが、チョット小生の持っていたイメージと違って、いかにも学者タイプの方でした。今回の御礼やら初対面のご挨拶、気さくな人柄がにじみ出ていて、素敵な方でした。最後にはるばる宇都宮から駒田さんが到着。出欠不明のご連絡のあった伊藤さんから外線電話「今、仕事が終わったので遅くなりますが参加します」のお電話を頂き最終的に参加者は13名。定刻の二時となりましたので、いよいよ開会、それぞれの自己紹介をお願いしました。初参加の方々はさすがにまだまだ硬い表情、後で知ったことですが、この手のオフ会というと皆が「専門家」に見えてきて、初心者?としての自分が「場違い」の感じがしてしまうんだそうです。とんでもない!皆、趣味程度でやってる人間の集まり、皆、たいしたことやってる訳じゃないんですよ!
開会
一通り自己紹介を終わって勉強会の始まりです。前座として小生が喋りましたが、大して話材を持っているわけでもないので「疑惑の銃弾」と言う題で話し始めました、ダラス・オフ会に参加された方々にとっては「どっかで聞いた事のある話?」だったことでしょう。その通り内容はダラスで話したことの二番煎じ、冷汗タラタラでした。しょせん、こんなものなんですよ、と話を続けましたがやはり初めて聞く方にとっては興味深い話だったようで皆真剣な顔で聞いている(と思ったのは僕だけだったのかしらん?)。約1時間のお話でしたが参考になったかな?最後に皆さんに「いかがでしたか?」の一言が、怖くて言えなかった僕なのでした!
さて、前座が終わって真打登場!
「遅刻してでも駆けつける」と言ってくれた伊藤さんも到着(本当にありがとうございました)して、いよいよ阿南先生のお話です、開口一番「この中にはマスコミ関係のかたはいらっしゃいませんよネ」やはり裏話となると色々差しさわりのあることがいっぱい在るのでしょう。題して「バブル時代の番組制作」先生が参加されたNHKスペシャル「十月の悪夢ーキューバ危機」のお話でした。興味深い話や有名な方のお名前がポンポン出てくる、中でも出来る出来ないは別にして最初に番組構成を作って後から当てはめたり切ったりする、なんと言う所は興味津々。「番組の最初の構想ではXさんのインタビューも中に入れる予定だったんですよ」の言葉に会場は「そりゃ無理だ」の声しきり・・・(Xさんはやはり、こんなHPでも差しさわりが在ったり、先生にご迷惑がかかるといけませんので伏せておきますが、さあみなさんXさんとは誰でしょう?)「当時は昼と夜が逆転していて、自宅に帰っても玄関から入れず窓から出入りしていたんです」「番組スタッフは皆にあだ名をつけていましてね。○○さんは××と言うあだ名でした」には笑いがこぼれてしまいました。この「○○さん」て誰でも知ってる超有名人なんですよ・・・・「△△さんのインタビューは、ノーカットが絶対の条件でしたネ」やはりこのような国家の危機、いや地球の危機の実体験をインタビューするには話す側にしても相当な覚悟も要ったでしょうし、やたら編集されて自分の意図が曲げて伝わってしまう事を恐れたのでしょう。僕みたいに無責任に色々な事を書きたい放題にしている人間には、解るような気もしますが大変なんだなーーーと思ったりします「有名人でなくて良かった!」(なれないか ^0^ )
先生のお話も佳境に入って来ましたが時計を見ると四時半を回っている。こういう時には公的な施設は融通がきかない、受付の時にも「五時まで時間厳守」を告げられていたので仕方なく次の準備を始めてしまいました、先生も気がついて纏めに入って下さいました、本当に申し訳ございませんでした。本来予定していたフリートークの時間も取れなくなってしまいました。三時間もあればいいかと思っていた自分のミステイクです、参加者の皆さんこの場を借りてお詫びいたします。私が持参した物や、猫さん・ロックフォードさん達が提供してくれたケネディグッズを、あみだクジで選んでいただきお土産にしていただき、無事(でもないか)第一部を終了いたしました。
さあ飲もう
第二部は懇親会、まあいわゆる「飲み会」ですな。ネットで探した居酒屋ですので、心配でしたが案の定、狭い所に押し込まれてしまいました。窮屈な場所での懇親会?ですので、場所を移動して名刺交換もできないありさま、次回はゆったりした場所でやりたいものですな、それでも隣同士で結構話は弾んでいる様子。同好の士の集まりはこれだから素晴らしい、だって、わずか四時間前には始めて会った人がほとんどなんですから。中にはメモ用紙を取り出して質問事項を読み上げている方もいらっしゃいました。きっと、第一部のフリートーク時間のために整理されてお越しになったんでしょう、本当に穴があったら入りたい気分です、僕も久しぶりに楽しいお酒でしたのでメーターがぐんぐん上がってしまいました。飲み放題コースでしたのでやはり「元を取らねば」の本来のいやしい飲兵衛根性丸出しになってしまい、いい気分、気分と量の二重奏で酩酊の域に近づいてしまいました。ここで小さな声で「伊藤さんすみませんでした」今度は素面の時にお話しましょうネ。常連三人組の酒量は一昨年のオフ会で実証済でしたが、みなさん負けず劣らず結構な飲みっぷりでした、やはり皆さんも僕と同じく、同じ話題に集中できる楽しさが理由だと思います。
時間もせまってそろそろお開きの時間、そこかしこで「又会いましょう」会話がはずんでいます。そこで一言「エーー、実は来年2003年は、JFK没後40年にあたります。来年のオフ会は第二回ダラス・オフ会としてダラスで開きたいと思います」と宣言しました。会場ガヤガヤ、チョット東京まで来て、と言うのとは違いますので何とも言えませんが、来年はまさに節目の年にあたりますので、何とか実現したいと思うのです・・・・・・・
「とりあえず、この席はお開きといたしますが、後はみなさん自由にしてください。」の声を最後に第二回国内オフ会は終了いたしました。思い立ってから三ヶ月、何とか無事終了することが出来ました。ご参加の皆さん本当にありがとうございました。次回の機会にはこのメンバーから、さらに輪を広げて大勢の皆さんが参加してくださることを心より期待します。最後の写真は二次会か三次会かは知りませんが、まだまだ飲んでいるメンバーです。
オフ会に参加して
今回のオフ会の感想をお願いしました。皆さんからメール頂きましたので、原文のまま掲載いたします。
洞口さん
本日は楽しいひとときを過ごすことが出来ました。ありがとうございました。
様々な興味深い話を聞くことが出来楽しかったです。
中北さん
オフ会、大成功でしたね。(いったい、何時までやったんですか?)来年のダラスには、ロックフォード氏、猫太郎氏とともに再訪したいと思っています。オフ会に皆勤しているくせに『この事件、なんかおかしいんじゃないの?』のスタンスから進歩が無いのは僕ぐらいでしょうが、今後もその姿勢のまま2029年、2039年を迎えたいと思っています。昨日初参加の方の中には、相当な予習をし、持論の展開の機会を窺っていた人も居たかもしれませんが、時間的な制約のため十分な話ができないまま、やむを得ず散会の時を迎えてしまったかもしれませんね。その点では、今後の談話室に期待してみます。阿南先生の裏話を交えた番組制作話を現役の学者から生で聞けるという貴重な体験をさせていただき、毎度の事ながら、有意義なオフ会でした。今回参加者の今後の皆勤はもちろん、オフ会参加者の今後の増加も益々期待できますね。2039年の国内オフ会会場は、東京ドームにしましょう。
鈴木さん
お蔭様で、小生にとりまして有意義な一時を過ごすことが出来たと思っております。
ケネディのファンになり約12年となりますが、このような機会を長年待ち続けてきました。今までは、周囲のケネディに関する共通話題を会話出来る(しかもかなり奥深く)知人がいなかった為、前田様をはじめ会員の皆様と出会えたことに対し、感謝申し上げます。
さて、今般のオフ会の感想ですが、前田様のJFK暗殺に関する見解についてですが、ザプルーダフイルムのコマ毎の解説を受けコナリー知事の動き(右手に持っていた帽子、銃弾を受けた際喉の膨らみ等)については、興味があるところです。又、前田様のケネディに対する思い入れの深さについても感銘を受けたしだいです。そして、阿南先生の10年前NHK取材秘話ですが、キューバ危機に関して、マクナラマ、ラスク、R.ケネディ等の秘話や取材の裏側を聞けましたことは、ケネディに関しより一層の関心を抱きました。
中出さん
ダラスオフ会に参加して三年目になりました。インターネットで初めて会員になったサイトの初めてのオフ会が“ダラス”。私にとって初めての海外旅行が自動的にダラスになったのも、今考えると何か運命的な感じさえします。帰国後、ダラス・ワシントン・ボストンで行動を共にした猫太郎さんとナッキーさんとの親交が始まり、三人で前田さんを唆して(笑)開催した菅平での「第一回国内オフ会」。深夜まで続いた、飲みながらのJFKマラソン談義の楽しさと可笑しさ。そして次は絶対に都内で他の人を交えての「第二回」を開催しよう!とッ誓って二年目の実現でした。今年に入ってからの前田さんからのメールにて、「何処か適当な場所を探しています!」との連絡を受けて、私もインターネット等で場所探しをしていたところにHP上に「開催要綱」がアップされました。都内に明るい猫太郎さんが尽力されたとのことで、さすがにボストン三人組の一人だな、と感心しながらナッキーさんに連絡。後は開催日を待つのみとなりました。田町で久し振りの再会をした猫太郎さんと、エレベーターで再会したナッキーさんと会場へ到着。二年振りの前田さんが満面の笑みで迎えてくれる。今回は奥様も同伴されていて、前田さんの意気込みが伝わる。今回の参加者へのプレゼント用に用意したJFKグッズ等を整理しながら、話すことはもうJFKのことばかり。暫くすると、ダラスオフ会で現地参加をされた濱田夫妻が到着。懐かしくも元気そうなご夫妻を見て嬉しくなる。今回のメインゲストである阿南先生も到着され、他の参加者の方々も集まり、二時少し過ぎから前田さんの挨拶で「第二回国内オフ会」が開催されました。「オフ会」自体の詳しい内容は、前田さんがHP上にアツプして呉れるので私は省略。二次会で今回初めて参加された方々との歓談はまた楽しいものでした。人間“趣味”が合うと直ぐに親しくなれるんですねッ。酒席で前田さんが「来年は暗殺40周年だから、皆さん今から貯金しておいて!」。そうか、来年は40周年か。こりゃ行かなくてはなるまいな〜等と考えながら、今度はカミさんに何て言うかな?お酒も効いて来て、すっかりイイ酔い加減になり前田さんの一本締めで終了。「まだ飲める人は三次会へど〜ぞ!」の掛け声に、猫太郎さんの後ろについて行く。阿南先生もご一緒だ。何か質問したいな!と思いながら、話がイロイロな方面に飛びもう限界。前田さんもかなりお酔いになっている。翌朝は娘との約束があるので、一人帰宅の途につきました。兎に角、今回の「国内オフ会」は大成功だったと思います。フリートークの時間が無かった等、初参加の方々には多少不満が残ったかもしれませんが、是非次回も参加して頂きたいと思います。また、ダラスへも行きましょう!*余談ですが、阿南先生が二次会で「ロックフォードさんの名前はロックフォードの事件メモのロックフォードですか?」と言われ感激してしまいました。JFKとは関係ないですが、「ロックフォードの事件メモ」とは70年代アメリカTVの傑作探偵ドラマです。
小澤さん
私は、阿南先生を始め、今回初参加の皆さんともそれなりに交流が持て、有意義かつ楽しい1日でした。(2次会に参加していた鈴木克美さんと私で前田さんと奥様とお別れした後、新宿で4次会までやってしまいました!)当日は、奥様には色々とお世話になりました。お礼らしきことも言えないままお別れしてしまい失礼いたしました。オフ会報告のアップ楽しみにしております。
笹木さん
とても楽しかったです。年一回ではなく最低二、三回はやりたいですね。たとえばJFKに関する映画、ドキュメンタリーを見て、それについて
みんなで感想を述べるとか(あまり形式ばらないで)簡単なものでいいと思いますが。実費でそちらに伺ってもいいと思いますが。
またJFK(カルチャーコースみたいな感じ)の話を大学とかでやればいいと思いますが。どうでしょう? 前田さんほどJFKの知識(理論的に)をお持ちの方はそうそういないと思いますが。このまましておくのは
もったいないですよ。
駒田さん
私は今回初めてJFKクラブのオフ会に参加いたしました。そもそも前田氏のホームページに出会ったきっかけも「旅行の情報集め」からで、JFKについての知識はまったくありませんでした。ですから、「現在、私が持っているJFKの知識」イコール「前田氏のホームページの情報」と言うくらい初心者(素人?)です。普通、この手のクラブのオフ会となると「かなり通の方」ばかりの集まりが想像され、私のような初心者は躊躇してしまいますが実際に参加するとそのような心配は無く、気軽に質問したり話題の内容についても興味深いものばかりで、大変有意義な時間を過ごすことができました。次回のオフ会も是非参加させていただきたいと思います。
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