雨のディリー広場・午前7時30分、朝も早く雨も降っている為人っ子一人居ない、ある意味では幸いである。車の量も少なく道路の真ん中から写真を撮ったりエルム通からコマース通へ直接横切ったり、陸橋の下を行ったりきたり(当然歩行禁止)やりたい放題、ありとあらゆる場所から現場を見て回りました、すると自分の脳裏にありありと事件当日の景色が蘇ってくるような気がしたのです。ザプルータの立っていた所に座っていると、突然けたたましいパトカーのサイレンの音に”ビクッ”として我に返りました。時計を見るとなんと30分以上もこの場所に座っていました。雨の降りしきる中、見た人は何と思ったでしょうか・・・・でも、確かに僕は、この場所でケネディと話しをしていたのです。
すでに時間は10時を回っていました、すでに6階ミュージアムも開いています。ゆっくりと腰を上げて、ミュージアムに入っていきました。6階ミュージアムは旧教科書ビルの例のフロアーをJFK記念の写真で埋め尽くしたミュージアムです、そこには自分にとっては見なれた写真が数多く陳列されてケネディの業績や事件の解説に使われていました。このミュージアムに関しては、ケネディ研究者の一部には極めて批判的な意見を述べる人々がいます。いわゆる、JFKや事件の商業化といった批判です、さらには開設にあたってチョットしたゴタゴタのあった因縁も有るのですが、事件を風化させない為の施設と割り切って見れば、それなりの効用は有るのではないかと思います。さて、写真をざっと見た僕は持参した巻尺を持ち出し壁面の採寸やら、階段周りのスケッチ、窓からのエルム通のスケッチ(樹木の位置等)を始めました、そしたら警備のおばさんが寄ってきて「何をしているか?」と聞かれてしまいました。説明するのに一苦労してしまいました。最後の記帳コーナーに行き、自分のダラスへの思いをページいっぱいに書いてミュージアムを後にしたのでした。
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この場所で数々の事件関連の新発見(勿論自分にとっての)をしましたし、自分の想像の修正を迫られる事実を眼のあたりにしました。事件関連の報告は”ダラスレポート”として別途アップしてあります。是非お読み下さい。 |