2005年8月29日、アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」はニューオーリンズ市に壊滅的打撃を与えた。この事態に「JFKクラブ」は救援募金活動を開始しました。以下当時の活動開始から終結までのページを保存いたします。 |
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2005年9月5日 アップ |
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ロックフォード氏よりの呼びかけ |
JFKクラブの皆さん今日は。ロックフォードこと中出忍です。さて、皆さんご存知の通り、米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」は29日午前5時(日本時間同日午後7時)ごろ、メキシコ湾沿岸のルイジアナ州などに再上陸し、同州ニューオーリンズ市の避難者は100万人を超える大災害となりました。その後のニュース報道によると、救援活動の遅れから略奪等の犯罪と衛生状態の悪化から赤痢などの感染病が蔓延し始めたようです。今朝のラジオ・ニュースによると、米下院議長がニューオーリンズの復興は別の土地に移して「ニュー・ニューオーリンズとして再建した方が再建費用が安い!」というような如何にもアメリカ的な案まで出ているようです。ニューオーリンズといえば「ジャズ」。デキシーランドジャズの発祥地として、アメリカが世界に誇るジャズの歴史はこのルイジアナ州ニューオーリンズから始まりました。そして、我々JFKクラブにとってニューオーリンズといえば、映画「JFK」の原作者であるジム・ギャリソンが地方検事時代にケネディ暗殺事件を調査した場所であります。クレイ・ショー、ガイ・バニスター、ディビット・フェリーらが、キャンプ街544番地で活動し、そしてリー・ハーベイ.オズワルドがカナル街で「対キューバ公正委員会」のビラを撒いた街です。言わばニューオーリンズはケネディ暗殺事件研究者にとってダラスと同じ位に重要な研究対象の街でもあるのです。そのニューオーリンズの人々が今、ハリケーンの災害により苦しんでおります。昨年の新潟地震など国内の災害に対して私は会社の募金活動を通して支援活動をしました。今回私はこのニューオーリンズの災害支援として、JFKクラブの皆さんに協力して頂き、たとえ微力でも何らかの手助けをして、このアメリカ南部の伝統的な街の復興に寄与したいと考えました。 | |
趣意書 |
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上記のようなご提案を中出氏より頂戴いたしました。当ページでは、このご提案に全面的に協力いたします。中出氏のご提案のメッセージにもあります通り JFK CLUB と致しましても決して無縁の地でなく、座視するには忍びないものがあります。加えて直近の報道によりますと、罹災者のほとんどが黒人貧困層の方々とのこと、州政府は「事前の避難を呼びかけもしたし、ネット上でそのルートや避難場所の指示をした」と弁明しております。私は、このような発言に対し憤りすら覚えます。ニューオーリンズの数万に及ぶ黒人貧困層の方々は、避難しようにも「車」もなく、避難先を知ろうにも「パソコン」も無いのが現状なのです。その事に州政府が無知であったとはとうてい思えません。この事は、まさに現代南部アメリカのベールに包まれた心底をかいま見る思いです。リンカーンが先鞭をつけ、ケネディがあれほど心血を注いだ「公民権の大義」も40年以上否140年経った今日でも一編の空念仏であった事を露呈したのではないでしょうか。 正直、今回のささやかな義援の心情がどのような所から発したものであっても米赤十字にとっては雀の涙である事は否めませんし、どのような使われ方をするのかを知る術を持ちません、私が現地ニューオーリンズの信頼できる黒人支援組織を知っておれば、本来の趣旨に沿った使われ方を期待できますが、残念ながら現時点では万感の思いを込めて米赤十字社に委託する事で祈る事しかできません。 私個人の思いとして、いつの日にか、カナル街の街頭に立てたとしたら、今回のささやかな行動が、きっとさわやかな気持ちで街頭に立てる事を約束してくれるのではないかと思います。 以上中出氏のご提案により行動を開始したキャンペーン趣旨に対しご賛同いただき、お気持ちを表していただける事を心よりお願いしてやみません。 |
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文責 前田幸一 |
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要綱 |
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● 募金期間 | 9月30日(金曜日)到着分まで |
● 募金金額 | 特に上下限の制限はありません ※送金手数料の減免処置に関する諸手続きが間に合いませんでしたので、誠に恐縮ですが送金手数料の「込み別」はお任せいたします。 |
● 委託機関 | 在日本アメリカ大使館では、義援金の受付はしていません、http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20050902-50.html 大使館のご提案により、アメリカ赤十字社に委託いたします。 http://www.redcross.org/ なお、義援金者名は 「JFK CLUB JAPAN / Representative Koichi Maeda」 と致しますのでご了承ください。 |
● 事後処理 | アメリカ赤十字社に対する送金業務履歴及びご協力頂けました方々のご芳名をページ上に掲載いたしましてご報告に変えさせていただきます。 |
● 送金先 | 日本郵政公社 郵便貯金総合口座(ぱるる) 記号 12380 番号 37060431 氏名 マエダコウイチ |
2005年10月4日アップ |
ご報告 |
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被災から早くも40日以上がたった今日、ニュースではいまだ混乱の続くニューオーリンズ。世界唯一の超大国の現実とはかくももろいものであったのか、驚きと共に州政府・連邦政府の無策ぶりはお粗末の域を超えて居るのではないでしょうか。 9月5日より開始いたしました「救援キャンペーン」も9月末日にて一応終了いたしました。私事にて処理が遅れてしまいましたが、ここに皆様のご支援に心からの御礼と感謝をこめましてご報告させて頂きます。 尚、当初予定しておりました送金先につきまして米国大使館に問い合わせした時点では、米赤十字社のみのご指定でしたが、数日後大使館より日本赤十字社が米国赤十字社の窓口になった旨ご連絡を頂きましたので、送金先を「日本赤十字社」に変更いたしましたのでご了承くださいませ。 |
協賛者御芳名 |
(到着順・通帳に記帳されたお名前にて表示いたします) |
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