■経緯

(中出忍さんより)

JFKクラブジャパンの公認オフ会も今回で第25回となりました。
第1回の「ダラスオフ会」開催が1999年でしたので既に23年経ったワケで、隔世の感が有ります。
2018年にJFKクラブジャパンの代表である前田さんがご病気(脳梗塞)になられてまさにJFKクラブジャパン激動の4年が経過した今年は、前田さんの激励も兼ねてご病気後2度目の「三島オフ会」を計画したのが5月でした。しかし2回目の手術となった8月にお聞きした前田さんの容態では、退院が何時になるか分からないとのことで「三島オフ会」の中止(延期)を決定したのでした。
しかしその後、前田さんの奇跡的な回復力とリハビリで、11月現在自宅での療養・自宅リハビリとなりました。その間の経緯については、前田さんの奥様と娘さんの奈美さんとの連絡で前田さんの容体を知り、オフ会はリモートでもいいから開催して欲しいとの打診を受けて、土田先生、中北さん、鈴木さんとの話し合いで、東京で開催してリモートも行うで決まりました。そうして今回は土田先生のご尽力により、「練馬オフ会」が決定して11月19日(土)開催の運びとなりました。


■特別講話「検視報告」

(鈴木克美さんより)
今回の議題は「検視報告」再考!(まだある疑問!?)、冒頭ロックさんからのご挨拶があり、講話がスタート!「検視」と「検死」の区別のご説明から始まりました!検視は国が指定した医師が担うそうです。事件性の有無で判断するのですね。
検視の担当者は有名なヒュームズ、そしてボズウェル、ヒィンク、いずれもご存じベセスダ海軍病院の医師です。検視の目的は遺体を医学的に検査して死因を特定することにあります。



本件では、1.致命傷の特定、2.遺体内にあるはずの銃弾の回収、3.銃創の特定の3つを検視したはずです。これらによって狙撃者の位置と使用した銃を割り出すのです!検視報告書の冒頭の記述に触れられました!入手可能な情報では、演説を行う会場に向かうフリーウェイに続く下り坂で、鉄道の高架線の下をくぐる道を「ゆっくりした速度」で走行した!三発の銃声が聞こえ、大統領は頭部から血を流しながら前方へ倒れた。新聞報道によると、銃身がテキサス教科書倉庫の上階の窓から引き込まれるのを見た!そこで、土田先生がご指摘した問題点として、1.入手可能な情報は検視には不要であること、2.大統領車のスピードは無関係、3.三発の銃声はあくまで新聞報道で、現場では不確定であること、つまり、銃声の数は死因の状況を説明するものではなく、検視は銃創の数、致命箇所、銃創の角度と方向を特定するものであるということです。更に、テキサス教科書倉庫の上階、つまり、狙撃者の場所を特定は検視結果に基づいて「警察」が行うべき!だとご指摘されました!その報告書は曖昧な表現が多いのですが、本文からは7つ程取り上げて頂きました!グローデンの粘土模型と検視の両写真を見せながら、遺体の一般所見、右後背部(右肩峰突起、右乳様突起)の解説から始まり、ボズウェルの検案図、右頭頂骨を含む頭皮、側頭部から後頭部にかけての領域に大きな不定形の直径13センチの欠損がある。そしてベストエビデンスで著名なリフトンが描いた放射線状の切り傷の図で解説、首には6.5センチの長さの横に切れた傷については、銃弾による傷ではない!喉の傷は明らかに手術の跡!つまり、検視報告書は虚偽である!そこで、有名な大統領が目を見開いた有名な検視写真で、土田先生から「誰かこの写真を見ておかしいと思う箇所はないですか?とご質問!暫く静寂で、ここは弟子である小生が挙手し発言せねば、と「右のこめかみに傷もなく不自然です」と回答したことろ「亡くなった人が目がパッチリ!」が正解で墓穴を掘ってしまいました!(苦笑)。続いて、背中の右上の傷では、銃弾の痕跡では容易に確認できず!とあるが、その後の文章には、確実に言えることは銃弾が身体を貫通する時に…と大きな矛盾を指摘されていました!銃弾の角度は不計測(報告なし)とのこと。後頭部(外後頭結節)の2.5センチ右上に1.5ミリ×6ミリの傷があり、頭蓋骨を貫通した傷があり、これが銃弾の入口?文章ですと分かりづらいですね!要は後頭部辺りでしょうか?頭蓋骨の破片は三つあり、出口と思われる傷は直径2.5センチと推定される。届けられた骨片は、大統領車の後席と前席の上、最後は切断された脳細胞に触れられ、大脳鎌が広範囲に渡りひきちぎられている!検視の謎として、@なぜ、ダラスではなかったのか?Aなぜ合衆国の施設だっのか?更に、遺体搬送の謎、検視報告書を時系列に解説、最初の報告書は暖炉に焼却!?最後にら検視を巡る「謎」として、ジョンソンが関わっているのでは?今迄この説は取り上げられてきましたが、目を引いたのは、ヒューストン通りからエルム通りに入った直後に撮影された一枚の写真です!皆さん、何度も見た事がある有名な1枚ですが、大統領車の後にシークレットサービス車、そのすぐ後方にジョンソンが乗った車があったのですが、拡大した写真ではジョンソンが見当たらないのです!



土田先生曰く、事件を知っていた故前かがみになり写っていないとのこと。個人的には副大統領が関わっていたとは信じたくありませんけど…。この後、質疑応答があり閉会となりました!土田先生、大変お疲れ様でした!
休憩時間に前田さんより皆さんへご挨拶がありました!懸命にリハビリを続けていらっしゃるとのことで、きっと全員一日も早く回復されることを祈っていると思います(小生、涙が溢れ出そうになりました)。その前田さんは途中退席されました。どうぞお大事になさって下さい。





■エピローグ

(本心はビールで乾杯したい!笑)

(鈴木克美さんより)
2018年8月に当クラブ発足以来の大事件!前田さんが倒れる!の報に接し、大変ショックを受けたのですが、精力的にリハビリに励んでおられます。11月時点のご容態が大変心配でしたが、リモート参加で私達と会話する事で少しでも励みになればと思う次第です。懇親会は、飲みに行きたがっていた方が若干1名おりましたが、第八波に突入したこともあり大事をとって中止に致しました!会場の片付け後、ロックさんがいない事に気づき、皆んなで探したのですが、後で聞いたら用事がありお先に失礼したとのこと(汗)。また、Zoomで参加された前田さん、堀口さんには、電波の関係でZoomが途中途切れてしまったり、聴きづらかったり不手際大変申し訳ございません。来年は改善できるように工夫致します。その来年は節目の60周忌です!何か企だてますか?ロックさん?(笑)。そうそう、東村山の銘菓「だいじょうぶだ!」ありがとうございました!野田さん!(笑)。最後に、当クラブを牽引する重責を担うロックさんと、引き続き特別報道官兼幹事役(汗)としてスクラムを組んで盛り上げて行く所存ですので、どうぞ宜しくお願い致します!皆さん、ありがとうございました!


(中出忍さんより)
当日は、三島からリモートで前田さん、堀口さんも参加されて、現地参加者6名を含め9名となり無事に開催出来て安堵した次第です。 リモートで参加して頂いた前田さんお疲れ様でした、そしてありがとうございました。 今回の開催については土田先生はじめ、遠藤奈美さまと私の近況確認の電話でのご対応をして頂いた奥様には大変お世話になり感謝いたします。またメルマガ配信やリモートオフ会での設営を担当してくれた鈴木さんと今回現地での参加者である、駒田さん、植田さん、野田さん、鈴木さんと土田先生の教え子である五十嵐さんとリモート参加の堀口さんにもこの場を借りて感謝致します。 最後になりますが、来年もJFKクラブジャパンの運営が今まで通り出来ますように微力ながら頑張る所存ですので、皆様のご協力をお願いいたします。
 JFKクラブジャパン 代理 中出 忍